おやすみラジオは、配信場所である中野区のOJCオルガンジャズクラブに19時入りをして配信準備&セッティング、軽食をとりながら内容の打ち合わせ、マイクチェック、軽いリハをして22時スタートとなります。
荷物があるのと、コロナ禍の習慣で極力人混みを避けるために車で移動をしていますが、渋滞を考慮して夕方は早めに家を出発します。
この日、車で家を出てすぐに、思いもよらず大切な友人の訃報が届きました。
10/22に、大瀧晶恵さんが亡くなられたとのことでした。
こちらのブログを始めたきっかけ、Trio Freedom(トリオフリーダム)のメンバーでフルート/ピアノ奏者の晶恵さんです。
移動中、車内で「嘘だ、嘘、嘘だよね?何で?嘘だよね?あきえ、」と呪文のように繰り返し唱えながら運転していました。
とにかく今は無事にOJCに着かなければ…それだけを考えよう…と。そして、あたまの芯が鈍くフリーズしたのでした。
OJCに着くと、私の顔を見るや「何かあったの⁈」と聞かれて、漠然と事情を話しました。この日やる曲も、偶然にも晶恵と以前ステージで演奏した曲で、頭の中が記憶とショックでぐるぐるしていました。
そして仲間に助けてもらいながら、この日何とか、配信を終えました。以下、お見苦しい点があるかもしれませんが、晶恵を思って演奏させていただきましたので、よろしければお聴き下さい。
以下は晶恵とトリオフリーダムで演奏したホールニューワールドです。ステージ脇、直置きスマホ録音のため、音質は悪いですが、よろしければお聴きください。
Trio Freedom (トリオフリーダム)YouTube
以下写真と詳細になります。
実は、皆さんにはお伝えしていなかったのですが、トリオフリーダムの活動休止の理由には晶恵さんの体調不良(病気)が大きな理由の一つでした。がんと自己免疫性肝炎(難病指定)でした。最初のがんの方はほぼ完治していたと思うのですが、自己免疫性肝炎の数値が思わしくなく悩んでいたように見えました。
しかし、急変する病気ではないので、突然の事に本当に驚きました。
あとでご家族に伺ったところでは、夏に新たながん(胆のう〜胆管)が見つかって、それがその時点でかなり進行しており、薬の量も増え、その副作用から脳梗塞を起こしたのだそうです。
最期はご自宅に帰り、ご家族に見守られながら亡くなられたとの事でした。
「あきらめない」と言っていた、頑張り屋で音楽とご家族を本当に愛していた晶恵。
いつも笑顔で素敵な人でした。
彼女がいなかったら、今の音楽をやれている私はいなかったでしょう。力になって支えてくれた事に、とても感謝しています。
私は晶恵のフルートが大好きで、元気になったらまた一緒に演奏したいとずっと思っていたし、その日は来るものと信じていました。
だから本当に残念で、悲しくてなりません。
どうか安らかに、天国で思いっきりフルートが奏でられますように。
ありがとう、あきえ。感謝しています。
お通夜10/29(土)、告別式10/30(日)、
(いずれもセレモ江戸川ホールにて。
式の間晶恵のフルート演奏が流れ、お通夜のお別れの際には、フルートの同門の門下生たちがフルートを奏でました。
恩師や音楽関係、先輩後輩、友人たち、フルートとピアノ教室の生徒さんたち、たくさんの人が別れを惜しみながら、ご冥福をお祈りしにいらっしゃいました。
0コメント