大晦日からお正月の間、私もとうとうヤツの猛威にやられてしまいました。
全くいつどこで…?知り合いには罹患した人も居らず、私もマメな手洗い消毒や人混みには気をつけていました。不特定多数の人混みといえば電車…もしくはスーパーマーケットくらいです。
《記録として》
症状は、大晦日に微熱から始まり、酷
い関節筋肉痛と高熱(38.1〜39.5)が3〜4日間。
熱が下がるのと入れ替わるように辛い喉の痛みと不快感(痰が常に少し)が3日位、あまり眠れずあまり食べられず…これは最初辛かったのですが、日が経つうちにみるみる良くなりました。
その後治ったかな?という時に、締め付けられるような変な軽い頭痛とフラつきが1日あり、不安になりましたが、1/6には治り、回復出来た実感がありました。(隔離期間は1/7まで)
自分的には最初インフルエンザAかなと思いました。(実はインフルエンザにもかかった記憶は無いのですが、症状が似ていたため…)
今は少しの痰と咳がたまに出るものの、不安になったフラつきもなくなり、ほぼ通常モードで本日8日から社会復帰です。
ただ、大晦日からずっとTrumpetの練習が出来なかったことが心配なのですが、こればかりは仕方ないので、早く唇の調子を取り戻せるように努力していきたいと思っています。
※ 写真(↓)は夫と娘が用意してくれたお節料理。元旦は38.5度の高熱を出していたものの食欲はあったので、隔離部屋で1人でいただきました。お雑煮も作ってもらいました(^^)
さて、思わぬ長期休暇となり、ほとんど寝てるだけでしたが(割ときつかったので楽ではなかった)、ずっと変な夢を見ていました。
夢の中で、ブログ内容を考えていたり、SNSへの宣伝投稿の事や、これからの活動について、過去の出来事の振り返りや反省など…
全て自分一人で悩んだり考えている図で、誰も出てこない夢…夢だったのかな?考えてる事が白昼夢となって、熱にうなされながらごっちゃになっていたのでしょうか…
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そんな状態でなんだかしょうもない事まで色々考えていましたので、その一つをこちらに記しておきたいと思います。
お時間がありましたら、見てみて下さい。
《今の私の出来るまで》
私はTrumpetと出会って45年になります。
3歳の時から音楽始め、オルガン・ピアノ・聴音・新曲視唱・楽典と一通りクラッシックコースをくぐり、金管バンド、吹奏楽、ブラスアンサンブルと純正律の心地良い世界で育ち、モーリスアンドレとフィリップジョーンズ&カナディアンブラスと、オーケストラに胸を震わせて、キャロル・ドーン・ラインハルトのようなTrumpet奏者になるのが小学生からの夢でした。
実際には、道半ばで心折れて傷付き、ボロボロになってTrumpetを辞めました。
そのショックが大きくて、それから結婚して子供を授かるまで、コンサートも一切行かず(行けず)、クラッシック音楽には目を背けていました。楽器は押し入れの奥にしまい込み一度も出しませんでした。
何故かわからないけれど、若い頃は音楽となると自分にも他人にも厳し過ぎて、自分の首をしめていたのです。取り組み方が間違っていたのだと、今はわかりますが、その流れは自分の力ではどうしようもなく、自分には運命だったのだと思います。
それから20年以上のブランクのあとに、まさか押し入れからTrumpetをまた出す日が来るとは思いもしませんでした。
何故か今、私はジャズをやっているのです。
あちこちのライブハウスやライブバーのジャムセッションに参加して考え方も大分変わりました。
ジャズを初めてすぐに、ボサノバに出会いました。
聞いた事のある心地よいリズム…
ボッサをインストでやるとTrumpetがメロディを取る事になるのですが、ずっと吹きっぱなしになって飽きが来るのを避けるために、メロディ(Thema)を歌ってアドリブ(Improvisation)をTrumpetで吹いたらいいんじゃないかと、無謀な事を思い付きました。
英語は発音に自信がなくて、みんなが耳馴染みのないポルトガル語なら思い切って歌えるかも?
…昔の自分では音楽を冒涜する有り得ない思考…
しかも自己流。だけど、歌ってみるとポルトガル語ってなんか凄く楽しいのです。
スーパースターや歌姫がみんな、音大で首席だったわけじゃない。何かを決める要素は一つではない。
音楽とはそんな単純ではないからこそ、様々な入り口、方向、やり方がある。
自分と向き合い、自分自身を見出して行くのが音楽ではないだろうか。
なら、やりたい事はまずやってみるべきなのだ。
そこからの磨き方、こしらえ方次第で、出来たものが何かしら人の心に響けばまた聴きたいと言って貰えるし(仕事)、好きで自分のために歌う(遊び)でもいいのではないか…
2020年に来日したウィーンフィルのチューバ奏者が言っていた話ですが、アコーディオンが趣味で(彼はそれもプロ級の腕前)、練習の後や休日はバーなどに行って地元の人たちとの演奏を楽しむそうです。他のメンバーも様々な楽器を演奏するのだそうです。
あんなに伝統を重んじ音楽を大事にする、かのウィーンフィルハーモニー管弦楽団で、私は最初意外だなと思いました。
日本では、一つのもの(楽器)に脇目も振らずひたすら打ち込むのが正しい姿で、そうでないといけないくらいの風潮があります。
しかし、そうではないんだと、この頃からガラガラ自分の中の常識が崩れ、同時に誰かが言い出しただけのバカバカしい常識、根性論、型枠にはめるような日本の音楽教育に疑問が…(長くなるのでこの話はこの辺にしておきます)
人生ってなにが起こるかわからないです。
若いうちは特に色々やってみた方がいいとは思うけど、いつだって年齢関係なくやりたい時がやり時だと思います。
今年は少し歌えるボサノバを増やそうかと、密かに計画中の私です(*^^*)
Trumpetももちろん、もっとアドリブも上手くなりますよ(^_-)
GOROTA DE IPANEMA
イパネマの娘
(とあるジャムセッションより)
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